問:ゴレンジャーの黄色担当「キレンジャー」の好きな食べ物は?
ゴレンジャーなんて見たこと無くても、なぜかみんな知ってる。
答えは「カレー」ですね。
黄色だからカレー?
カレーだから黄色?
あれ?
でも今、「カレーは何色?」と尋ねると「茶色!」と答える人の方が多そうな気がしませんか?
いやいや、実はカレーは昔、黄色かったみたいなんです。
そして、昔ながらの黄色いカレーは出しているお店も減って、今や絶滅危惧種とか…?
今回はそんな「黄色いカレー」を食べに行ってみた体験談です。
(*´∀`)ノ
ザ・タクシー飯店
町中華をこよなく愛するタクシードライバーが主人公のドラマ、『ザ・タクシー飯店』の第4話でも取り上げられていたりします。黄色いカレー。
(とは言え、舞台のお店は今回のお店とは別ですけどね。まぁ黄色いカレー関連情報として)
私もちょっぴり影響されてたりするのは内緒です(笑)
(*´艸`*)
栃木名物 手打中華 萬来軒
今回行ってみたのは栃木市にある昔ながらの地元愛され町中華「萬来軒」さんです!

いかにも!な雰囲気の滲み出る店構え(*´艸`*)
暖簾の方でも、横の「いらっしゃいませ」の方でも、どちらからでも入れるっぽいです。

あ、冷蔵庫の上にわんにゃん!かわいいなオイ!(*´∀`)
さて…
お店の雰囲気

店内はカウンター席にテーブル席。

そして奥には「お邪魔しま〜す」な小上がり席まで。
真っ赤なカウンター席をはじめ、店内が「ザ・町中華」みたいな雰囲気でいいですね!(*´艸`*)
若干裏通り&昼遅めの時間帯でしたが結構お客さんが入れ代わり立ち代わり次々と…
(※写真はお客さんが映らない瞬間を見計らってパシャッとさせて頂きました)
いかにも地元の常連さんに愛されてます、といった雰囲気。
リアルな現地感、いい感じのアウェイ感もあって個人的には結構好きだったりするんですよね…こういうの…(*´艸`*)
さてさて…
メニュー
メニューはこんな感じ。

ラーメン380円?!安っ!(・∀・)
しかも“青竹手打ち麺です”だって!
お隣、佐野市で有名な佐野ラーメンのお家芸でもある青竹打ち麺…。
単なる安かろう悪かろうとは明らかに違う空気感を感じますね…。
これはちょっと気になるなぁ…
いや、でも今回の目的は絶滅危惧種の「黄色いカレー」だった!
ここはブレずにカレーライスを…
あ!「カレーめん」なんてのあるじゃん!(・∀・)
両取り!ハイブリット!
コレにしちゃえ!(≧∇≦)/(ブレブレでスミマセンw)
丼もの各種も4〜500円台か…
こんなお店が近くにあったらチェーンの牛丼屋とか出番無さそうですね。
道理で常連さんっぽいお客さんがひっきりなしに入ってくる訳だ。

あっ!もつ煮込み!(・∀・)
好きなんだよなぁ…もつ煮…
追加でコレも…?
となると白いご飯も必須か…?
ラーメンセット 820円
(ラーメン、もつ煮、小ライス)
★麺類はすべてセットにできます
心を見透かされたかのようなサジェスチョン!(*゚∀゚)
コレだ!
(あれ?でも直前に栃木市名物じゃがいも入り焼きそば食ってなかったっけ?)
ちょっと食い過ぎか?
ん〜…まぁいいや。
ダイエットは明日から〜♪
(*´∀`)ノオネガイシマース
カレーライス 並 ¥440-
黄色いカレーの魅力に取り憑かれ、身も心も黄色く染まりつつある(?)友人の注文より。
これが絶滅危惧種の「黄色いカレー」だッ!!

え?黄色と言うより…意外と茶色いって?
いやいや、実はコレが黄色いカレーの七不思議のひとつ。
「写真に撮ろうとすると茶色くなったりする事もある!」
いや、マジで。(笑)
現物は見事なまでの、輝かんばかりの黄色っぷり!
(実際に黄色いカレーに遭遇したら撮って確認してみて下さい!w)
まぁいいや。
見事なまでの眩しい黄色。それを互いに引き立て合うのは福神漬の赤。
なるほど、日本のカレーで赤い福神漬が定番になったのは黄色いカレーに添えたのが始まりだからか…
勝手にそう考えて、勝手に納得。(実際はどうだか分かりませんけどねw)
でもそう確信してしまうほどの見事なコントラスト!
ビジュアル的な引き締めアクセント!
この「どハマリっぷり」といったらもう…(*´艸`*)
お味の方は…
あぁ…初めて食べるのに懐かしい…何だろう…この感覚…
丸〜く優しいカレーの香りに中華スープのしっかりとした旨み…
流れるようにカレーがご飯を誘い、ご飯がカレーを求める…
連鎖的に、流れるように飲み込まれていくこの感覚…
そこへしっかり豚肉が程よい噛みごたえと旨みを加え…
決して飴色なんかじゃない玉ねぎ…いや、この構成に飴色はアカン!これが正解!
そして味変は…ソース!
これが感動すら覚える程の素晴らしい相性っぷり!
今風にいうなら最高のマリアージュ!(笑)
そして辛味の追加は…ガラムマサラ?
いやいや、日本伝統のガラムマサラこと七味唐辛子!
これが無茶苦茶合うんですわ(*´艸`*)
カレー通を気取ってホールスパイスなんか加えちゃダメだぜ。
そんな事したらソースを入れても崩れない調和が一気に崩壊必至…。
なんだろうね、このバランス感…。
一見シンプルでぶっきらぼう、されど全てが計算され尽くしたかのような この「黄色いカレースタイル」。
インドカレーとも「スパイスカレー」ともまた違う、これはこれである種の極み。到達点。
「お家のルウカレー」「給食のカレー」と共に日本のカレー文化の礎を築き上げてきたであろうこの「黄色いカレー」。
今だからこそ気付く、まさに温故知新な体験。
いいじゃないか…(*´∀`)
(え?友人の注文したカレー、食い過ぎだって?気にするな!(笑))
ラーメンセット(カレーめん)¥900-
そして来ました!我が黄色いカレーめんセット!(≧∇≦)/

…って結構ガッツリした量!(*゚∀゚)
さすがは昔から愛される町中華!値段は安くて満腹保証!

「カレーめん」は想像通りのハイブリット。
シンプルながら奥深い「黄色いカレースタイル」の「亜種」的なアレンジ。
黄色いカレー単体ほどの凄みは感じないものの、コレはコレでアリ。
野菜の炒め油の香りが「オレは今、町中華を食ってるんだぜぃ」な気分に浸らせてくれます。

そして「青竹手打ち麺」がしっかり美味い。
いい意味での手作り感満点。
ヘタなイマドキの蘊蓄と演出だけ立派なラーメン屋とか、軽く凌駕してますね。
これはむしろシンプルな味付けでしっかりと味わってみたい感じ。
このままでもかなり美味しいんですが、冷水でビシッと冷やしてつけ麺…
もしくは「冷やし汁なし担々麺」とかやったらヤバそうな気配も…
(単なる私の好みっぽいですけどねw)

量も、味も、「モツ食ってます感」も、しっかり、ガッツリした「ザ・もつ煮」。
ネギの必然性をしっかりと再認させてくれるモツっぷり。
もちろん、見た瞬間に連想する七味唐辛子との相性も最高!
そしてQ太郎並の白飯泥棒、怪盗もつ煮。(*´艸`*)
(さり気なく中心部を外した、丁寧に作ってます感の滲み出る自家製きゅうり漬けもいい感じ)
満腹!満足!町中華!
黄色いカレーと共に、忘れかけていたものを色々と思い出させてもらった気がします。
まだまだ絶滅しちゃイヤだぜ!マジで!
参考情報
アクセス
駐車場
有り!お店の隣、敷地内。
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