いや、ひょっとしたら看板にデカデカと書いてある通り“日本人向けインドカレー”も出てくるのかもしれない。
日本人大好き、お馴染みバターチキンを筆頭にナン、タンドリーチキンにラッシーに…
でもね、ちょっぴり知ってる人ならメニューを見るなり気付いてしまうんです。
「この店、ガチなネパール料理が食える店じゃん!しかもハイレベル!」と。(*´艸`*)
はい、実際に食べてみるとガチのガチ!
細部まで手抜かりのない、丁寧な仕事っぷりが滲み出る素晴らしいネパール料理店で御座いました!
★お店の雰囲気
国道沿いに「日本人向けインドカレー ハモロ」の看板。
広いながらもちょっぴりガタガタ気味の駐車場に「よくある居抜きのインドカレー屋か?」とスルーしてしまいそうですが…
よく見ればお店の前にはデカデカと誇らしげに掲げられたネパール国旗!
(すでにインドじゃないじゃん(*´艸`*))
そしてスッキリとキレイにデコられた玄関。
これ、外観から滲み出るスルーしちゃダメな美味しいサイン、ですね。
「いらっしゃいませ〜」
空調のしっかりした店内。さわやかです。
木目調、随所に配置された観葉植物、そしてお店の顔とも言えるバーカウンター。
ちょっとしたオシャレカフェみたいな内装。インド現地系とか苦手な女子でも安心な雰囲気♪
お店のお姉さんも笑顔で感じがいいです♪(*´∀`)
★メニュー
とりあえず看板通り
・インドカレーセット各種
(カレーが1種だったり2種だったり。タンドリーチキンが付いたり、ナンだったりライスだったりのお馴染みのヤツ)
そしてランチタイム限定のお得なハモロセット!(・∀・)
こちらも日本人に馴染深い「本格カレー」のインドカレーですね。
が、ちょっぴり深く読むと…
・ダルバートセット 650円!(わぉ!(・∀・))
・タカリカナセット(タカリ族の食事)
・ネワリカジャセット(ネワリ族の軽食)
・ディドセット(山岳地帯の食事)
などなど、食の世界旅行心をくすぐるセットメニューが…(〃∇〃)
そして
・モモ
・サモサ
・パニプリ
・サデコ
・セクワ
・スクティ
なんかの定番メニューとそこからの派生メニューの数々!
もう「ネパール定番料理カタログ」みたいな感じになってます(*´艸`*)
これはなかなか楽しめそうですな…
さてさて…
★アルジラ 500円
アル(じゃがいも)ジラ(クミン)。
いわゆるじゃがいものクミン炒めですな。
そのまんま。シンプル。ストレート。
同行のカレー仲間が注文したコレ、ぶっちゃけ、ちょっとナメてました。
所詮じゃがいもとクミンだろ、って。
ところがどっこい!これが実に奥深い!
お馴染みのクミンなんだけど…揚げた香りの出し具合がまさにベスト!
じゃがいもと合わせる、その一点を目指して真っ直ぐズバッ!と。
火の通り具合、味付け具合、クミンの量、香り、まさにベスト!最高の一点!素晴らしいバランス感!
この店…きっと何を頼んでも間違いないと確信した瞬間。
★モモ 600円
定番、そして私も大好きなネパール小籠包的なモモ。
初回はやっぱり基本のヤツで。
出てきた瞬間…ヤバい…めっちゃ美味そうや…(〃∇〃)
手作り感満点!コロッと、もちっと、表情が良すぎる!!
なんかもう…食べちゃいたいほど愛くるしい(*´艸`*)(いや、食べ物だしw)
皮が破れないようにそ〜〜っと…
むちゃっ…じゅわっ…むぐむぐ…
う…うまい…うますぎる…(*´ω`*)
これはもはや肉汁と肉と皮とスパイスの織りなす芸術作品。
私の知る限りの美味い小籠包と同等かそれ以上。
やばい。マジやばい…。
真ん中のスパイスソースも「このモモ」だけのために調合されたバランス。
形式感、付け足し感、全くナシ。
あるのは調和、そして至福の旨み…
なんかもう…惚れちまうじゃねぇか!(*´艸`*)(笑)
★タカリカナセット 1,500円
そしてメインは初見さんが注文しがちな全部乗せ的なタカリカナセット!
なんかもう…見るからに美味そう…
ビジュアルだけでご飯3杯はイケる!w
そして食べたらもう3杯!?
まぁご飯はおかわり自由だから安心だぜぃ( ´∀`)b(笑)
何と言うか…一品一品が凄く丁寧に作られていると言うか…「気が入っている」感じ。
単品として美味いのはもちろん、必然性すら感じる組み合わせ、食べ合わせ、味のハーモニー。
自分のペースで、センスで、混ぜ混ぜ、もぐもぐ、五感を総動員しての食事…
あぁ…オレは今、食っている!生きているッ…!人生バンザイ!
そんな気持ちにさせてくれるタカリ族の食事。
そしてこのお店、ハモロ、素晴らしい!
★ブットワ 700円
“なかなか食べられない?”とメニューに書いてある「ブットワ」。
山羊モツ、タンの炒めものだそうな。
わたし的にもお初メニュー、絶対好みっぽかったのでお試しオーダー。
これが大正解!
色んな部位がゴロゴロ混ぜ混ぜ。
揚げ炒め的な感じかな?
ちょっと歯が弱い人とかなら不安になる程のガッツリハードな噛みごたえ!
否が応でも高まる咀嚼率。
噛めば噛むほどジワッと旨味とスパイス感が口中に…
…ビールだ!オレにビールをくれぃ!!!щ(゚д゚щ)
(ま、バイクだから飲めないんですけどね( ´ー`))
そして生タマネギ、相性抜群!マスト!組み合わせの芸術!
いい仕事してるなぁ…
それにしてもこのお店、何を注文しても間違い無さそうな…
とりあえず「本物の味」を覚えるのにもってこい!という印象。
細かい部分まで丁寧で手抜かりナシ。安心感。信頼感。
何となくだけど確かに感じる感触。
来るたびに色々と、ひと通り食ってみたいですなぁ…(*´ω`*)
★ダルバート 650 円
はい!すでにリピートしてるんで続けて載っけときますネ!
“ネパールの家庭料理”ダルバート。
見た目も麗しく「ザ!」って感じのビジュアル。
これが美味くない訳がないですね!
カレーはチキン、マトン、ベジから選択+ベジの2種類乗ってます。
(ベジを選択するとベジ+ベジで同じものが来るんでしょうか?それとも違うもの?未確認。)
マトン大好きな私は本能に忠実にマトンをチョイス。
もちろん大正解!
思わず「マトンうんめぇ…(*´艸`*)」と何度も呟いてしまう直球なマトンカレー。
辛さ選択は「ネパールで普段食べてる辛さ」でオーダーすると
「ネパールでも辛いの好きな人と苦手な人で違う(^^ゞ」とのこと。
それもそうだよな。(^^ゞ
じゃ「シェフが好きな辛さ」で!
結果、辛すぎず物足りなさも感じない、いい意味で引っかかり無く食える絶妙な辛さ加減!
このバランス感、ナイスです!
(同行の友人の「辛さ3」と同じくらいでした。参考までに)
ベジはじゃがいもとカリフラワー。
カリフラワーの「あの部分」がうまい感じにカレースープを吸い込んで…そこへじゃがいものほっくり感。
素材を生かしたナイスな組み合わせ加減です!
※たぶん内容は日替わり。ま、雰囲気的にいつ行っても間違いのないものが出てきそうです。
パリパリ香ばしい豆粉薄焼き煎餅パパド。
好きなタイミングでパリパリッと。
これを手でクシャパリ砕く瞬間、何気に好き。(*´艸`*)
もちろん追加される香ばしさと食感も、ね!
ご飯は日本人にも抵抗なく食べられる日本米。
(地元栃木産コシヒカリだそうな)
もちろん美味い!そしてお替り自由!素晴らしい!
ダルバートに合うように、ほんのり固めに炊いてあるのもニクイ!
さり気ないけど超重要。
神は細部に宿る、ってヤツですね。
こういう細かな心遣いが随所に溢れてるんですよね、このダルバート。
主役はもちろん、アチャールやチャトニ(メニューに書いてないけど付いてた♪)に至るまで、ホントに一品一品、丁寧な仕事が滲み出てます。
そしてダルバートのダルバートたる所以のダール。
日本の定食で言うところの味噌汁的なポジションのコイツ。
これがまた「たかが豆のカレー汁だろ」なんて侮れない美味さ!
何と言うか…香ばしさがいい感じで、肉派でも満足しちゃうしっかりとした旨味。
形式的な添え物ではなく、明らかに主役級。
そのままでも、ご飯に豪快にぶっかけても、カレーと混ざっても。
その存在感と包容力を遺憾無く発揮!
納得の定番。そしてお約束のお替り自由!(≧∇≦)/
これで満足しないで帰れる訳がない!
お腹も心も大いに満たされて大満足!
えっ?!これで650円?
ちょっとヤバくない?!(*´艸`*)
★ホットミルクチャイ 400円
食後にホッと、ホットチャイ。
外はうだるような暑さ、だけどそれでもホットチャイ。
むしろそれゆえホットチャイ。
熱いチャイとスパイスでお腹を温めてカラダを冷やす、それぞアーユルベーダの知恵。
(と、昔南インド家庭料理 カルナータカーのご主人に力説されまして…体感的にも超納得したので。こういう時こそホットチャイ!)
ミルクと茶葉とスパイスのバランス感。
そして砂糖を追加せずともビシッ!と最高のバランスに仕上がっている甘さ加減、素晴らしい!
(ここにククリラムをチョイとフロートさせたらさぞかし…まぁバイクだから飲めないんですけどねw)
「うんめぇ〜」「うんめぇ〜」言いながらカフェ的にお昼の残り営業時間を過ごさせて頂きました。
(ほんと、カフェとして使っても居心地のいい店内です)
そんなこんなで今回も大満足!
絶対また行きます♪(*´∀`)ノ
ハモロ ハラルマート(ハラール食材ショップ)
店内にはネパールの食材も色々と売ってます。
品揃え、もちろんガチ。そして安い。(・∀・)
車で来た時にでも色々と仕入れたい感じ♪
(中にはあんまり教えたくないようなお買い得品も…( ̄ー ̄)ニヤリ)
参考情報
アクセス
国道461号線沿い。
那須あたりでネパール料理食うなら超おすすめ!
東京都内とかでもなかなか無いクオリティでっせ!( ´∀`)b
駐車場
もちろん有り!
食べログ
まだまだレビューも少なくて点数低め。
こういう隠れ名店に当たると妙に嬉しいんですよね(*´艸`*)
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