「えっ?!こんな砂利道入るの?」Σ(・∀・;)
阿蘇の快適な高原ドライブから一転。
不安になるような砂利道を指し示す看板を頼りに奥へ…そのまた奥へ…。
木々が生い茂る林の中、砂利混じりの…
いや、舗装路混じりの砂利道を突き進むこと1.5kmぐらい。
そこには道中の不安を吹き飛ばして余りあるような、素敵な空間と美味しい薪窯ピッツァが待っておりました!(〃∇〃)
この記事書くのに調べてて知ってビックリ!
実はこの「蜩窯 ヒグラシ」、ミシュランガイド掲載店だったんですね!
※ミシュランプレート(調査員オススメ)
こんな山奥の隠れ家的なお店まで嗅ぎつけるとは…
ミシュラン調査員、なかなか鼻が利きますね(笑)
ヒグラシの雰囲気
砂利の駐車場には先客と思われる車。
そして山の緑と調和した建物より滲み出る活気。
良かった!やってるね!
ここまで来て臨時休業とかじゃなくて良かったぜ!
ε-(´∀`*)ホッ
四季折々で違った表情を見せるであろう、いい感じに整えられた庭木の濃緑をくぐって奥へ。
入り口は右側のコチラですね。
「頭上注意」って…見れば分かりますよね(笑)
どこぞの茶室のような低い扉を潜って店内へ。
「いらっしゃいませ〜!遠いところをわざわざお越しいただき有難うございます!(*^^*)」
「お好きな席へどうぞ♪」
来店の気配を感じてお迎えしてくれた感じのいいお姉さん♪
と共に視界に飛び込む、やたらセンスのいい店内空間にテンション急上昇!(・∀・)
ハイセンスすぎる古民家のような店内は陶芸ギャラリーにもなっている様子。
パッと見でもレベルの高さが伝わってくる作品の数々。
これは後でじっくり拝見させて頂くとしましょう!
吹き抜けの天井、高いわぁ〜(・∀・)
古民家にありがちな薄暗さとか皆無のお洒落空間です!
冬場には薪ストーブがいい仕事するんでしょうなぁ(*´∀`)
やたら奥深い重低音でセンスのいいJAZZが響いてると思ったら…奥にデッカいスピーカーがありますね!
手前にはグランドピアノまで…
この環境でJAZZライブとか開催されたら…最高過ぎますよね…(*´ω`*)
めっちゃいい感じの照明と陶芸作品の数々。
力強い焼締め好きの私には結構ツボな作品も…(〃∇〃)
あ、なんかめっちゃ店内ウロウロしてますが、ちゃんと注文済ませてからウロついてます(笑)
土面だよ土面…
窓側奥のスペースにも作品たっぷり。
作品単体で見ても十分に楽しめるのですが「この器に何をどう盛るか」とか考え出すと止まらなくなるんですよねぇ…(*´ω`*)
ギャラリー2階への階段。
節操なく上がらせて頂きます。(*ノω・*)
ホント、どこを切り取ってもいい感じの店内。
その気になれば飽きること無く何時間でも居られそう。
この辺はかなり応用範囲の広そうな器ですね!(・∀・)
荒々しくダイナミックな皿面に丸い牡丹餅なアクセント…
色合い的にも使いやすそうで映えそうな雰囲気…
アレを盛ろうか…いやいや、折角だからもっと質感を生かして…
際限なく広がる妄想…
何となく試着室でコーディネートをあれやこれや考えるお姉さんの如し。(笑)
「食器は料理の着物である」
北大路 魯山人
ホンマそれです!魯山人先生!(笑)
おっと、そうこうしてる間に料理が運ばれてきましたよ、っと♪
メニュー
料理の前にメニューを載せておきますね。参考までに。
とりあえず色々ついてお得な「PIZZA SET(¥1,600)」に吸い込まれるべきメニュー構成ですね。
で、状況次第でシェアでPIZZA追加、みたいな感じかと。
ちなみにお水も作品での提供です!
PIZZA SET ¥1,600-
旬の野菜たっぷりサラダ
まずはサラダ!
運ばれてくる時点でテンション上がるガッツリっぷり!
この器、さっき見てた陶芸作品ですね!
サラダの先入観からか、画像だと小さく少なく見えるかもですが器は帽子みたいに被れるぐらいのサイズ感。
ドレッシングが和えてあるサラダも結構ガッツリたっぷり。
器に負けず劣らず強い生命感、新鮮な旬の野菜のソレです!
PIZZA ヒグラシベーコン
これもお店の作品で来た!
しっかり大きめサイズ!(〃∇〃)
この生命力を感じる膨らみ加減もいいですね〜
肝心のお味は…
はい!間違いなく美味いピッツァです!(*´艸`*)
素材のひとつひとつがしっかり主張しながらもケンカしないで見事に調和。
中でも特筆すべきは…やっぱり自家製のヒグラシベーコン!
その辺の安い加工肉にありがちなイヤらしいクセなど皆無!
桜の木の煙がしっかり馴染んで調和して…何とも素朴な山奥の窯の風景が脳裏に浮かんでくると言うか…
とりあえず美味いったらありゃしない!
<原料>
豚ばら肉、食塩、砂糖、白胡椒=================================
阿蘇山の麓に位置する吉無田高原。
無添加・無着色の本物のベーコンをつくっています。餌の安全性も確認して育てられたデンマーク産の豚肉と天然塩を使って仕込んでいます。
桜の原木で燻し、じっくり熟成。1か月間時間をかけて丁寧につくりました。
自分の子供たちに安心して食べさせたい。という想いから作り始めました。
ひぐらし窯 公式ホームページより抜粋
なんかもう…色々と納得。
ベーコンとか苦手な人にこそ食べてもらいたいような一品!
そしてこの具材をしっかりと受け止める生地の包容力。
全てを引き立てる見事な炎加減の焼き加減。ほのかに漂う薪の香り…。
そりゃそうだ。陶芸窯だもの。
生地の練り込み、炎の扱い、間違いなくスペシャリストの技を感じさせるピッツァ。
なんかもう…最高っす(*´ω`*)
野菜のピッツァ
こちらは季節の野菜のピッツァ。
トマトにナスにゴーヤにピーマンにパプリカ…
さて!今の季節はいつでしょう?
な〜んて、クイズにもならないくらいの季節感全開っぷり。
「旬の野菜って美味しいよな」
素直にそんな気持ちになれるピッツァでした!
湧水珈琲とホワイトムース
食後のデザート&コーヒータイム。
最後まで全て陶芸作品での提供ですね!
…ってコーヒー美味っ!!
すごくスッキリしてクリアながらも香りがしっかりと…
間違いなくCafeとして主役を張れるコーヒー!
(まぁ実際にCafeでもあるんですけどねw)
CAFE HIGRASHIのもう一つのおすすめは、何といっても吉無田高原にコンコンと湧き出る「吉無田水源」の水を使った珈琲です。
ひぐらし窯 公式ホームページより
吉無田水源の湧水を使うことで、口当たりやわらかな味わいになります。
一度、吉無田水源の水を使ったら他の水は珈琲に使えなくなったとわざわざ汲みに来られるお客様もいらっしゃる程です。
なるほど…湧き水か…
ちょっと汲んできゃ良かったかな…
あ、でも話の通りだとしたら他の水が使えなくなって珈琲の水の為に熊本通いするハメになっちまうか…(笑)
そしてこのホワイトムース、単体でも美味いが珈琲にめっちゃ合うぜ…(*´ω`*)
このお店、メインはもちろん、素材のひとつひとつ、器、雰囲気…
隅々まで手抜かりなく、しっかりと気が行き届いている感じ。
この建物、このセンスにしてこの料理アリ!
間違いなく名店ですね!
ご馳走さまでした〜(*´∀`)ノ
大満足の帰り道。
あれほど不安だったガタボコ道中が「これはこれで知る人ぞ知る隠れ家的な演出でアリよね」なんて思えてきたり。
人間の思考なんて勝手なもんですよ(笑)
参考情報
アクセス
アクセスは車一択。
幹線道路からかなり奥に入ったところにあります。
コンパクトカー、車高の高めの車、推奨です!
もの凄い秘境にも思えますが実は熊本空港から30分程度だったり。
駐車場
有り。いわゆる砂利駐ね。
支払い方法
現金のみ。
公式ページ
ひぐらしベーコン、店頭、公式ページ、どちらでも買えるみたいでっせ!
( ̄ー ̄)bグッ!
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