先日、河津夜桜のわさびラーメンでちょっとアレな体験をして無性に恋しくなってしまったこのお店、
河津七滝にある【わさび園 かどや】に発作的に食べに行って参りました！
【わさび園 かどや】基本情報
『天城越え』で有名な、伊豆の中央を通る天城路。
北から浄蓮の滝、天城峠と続き、ダブルループが特徴的な河津ループ橋を通過してすぐの場所に「河津七滝（かわづななだる）」への入口があります。
その河津七滝で独特の存在感を放っているのが【わさび園 かどや】
定休日：水曜日（不定休）
食堂の営業時間は9:30～14:00（売り切れ次第終了）
わさび直売所は17時まで。
観光コース的には若干シビアな営業時間帯でフラれたことも何度か…。
（北からルートは見どころ満載で誘惑も多いんですよね）
駐車場はお店、河津七滝ともに無料でスペース豊富で安心です。
臨時休業情報など、お出かけ前には
わさび園 かどや 公式ホームページをチェック！
すっかり『孤独のグルメ』の聖地
テレビ東京の看板番組のひとつでもある『孤独のグルメ』。
内容をザックリで言うと、
オジサンがぶつくさ言いながら（心の声だけど）ただひたすら一人飯を食う様子を延々と映している番組。
こう書くと「どこのマニア向け番組だよ！」って感じですね（笑）
でも変に気取らず、等身大で「食いたい時に、食いたいものを食う」という基本ポリシーを貫き通す姿の描写は、なにか人間として忘れてはいけない大切なものを思い出させてくれるような気がします。
どんなものを食べているか言ってみたまえ。
ブリア サヴァラン 『美味礼賛』より
君がどんな人であるかを言いあててみせよう。
で、この「わさび園かどや」
孤独のグルメファンの間では「五郎さん（主人公）が唯一同じメニューをおかわりした回」としても知られ、聖地として巡礼者が後を絶たない様子。
テレビ前の「五郎席」の辺りにも五郎さんがいっぱい。
あと原作者の久住さんのサインも。
なんかもう…お店自体が「どんだけ熱烈な五郎さんファンだよ！」みたいな感じになってますね（笑）
（ファンという程ではないにせよ、私もAmazon Primeで全話観てたりしますがｗ）
で、果てには…
レジ前で頂いたショップカードまで孤独を名乗ってます。（笑）
その他メディアにも度々取り上げられているようで、待合スペースには有名人のサインがズラリ。
って…かどやさん、またサイン増えてない？(^^ゞ
まぁ商売繁盛、良き良き(*´∀｀*)
『わさび園 かどや』の放送回は
Season ３ の第３話
「静岡県賀茂郡河津町の生ワサビ付わさび丼」
※Amazon Prime以外ではU-NEXTでも観られるようです。
（私は無料体験期間だけで解約しちゃったので今は観られませんｗ）
メニュー
かどやの定番メニューと言えばコレ！
はい！
「生ワサビ付わさび丼」（650円）ですよね！
（孤独のグルメ収録時の400円からはちょっと値上げ。まぁ仕方ない）
いつもなら迷わずコレ注文するところなのですが、今回は前日のわさびラーメンの件もあるので、わさびを麺に練り込んだ「わさびそば」に妙に惹かれてしまいます。
一応わさび丼と蕎麦のセットもあるのですが、セットの蕎麦は わさびそば ではなく通常の蕎麦となるようです。
という事で今回はわさび丼は我慢！
ブレずに「生ワサビ付わさびそば」注文しました！
孤独のグルメの最終コーナー「ふらっとQUSUMI」で原作者の久住さんが旨そうに呑んでた隠しメニューの「自家製わさび焼酎」
リクエストが多かったのか、今では定番メニューになっているようです。
めっちゃ呑んでみたいけど…オールウェイズ運転手の私が味わえるのは一体いつになるのやら…( ´ー｀)ﾌｩｰ．．．
生ワサビ付わさびそば
わさび丼と同じく「生ワサビ付き」なので、かどや名物の食前の儀式、あります。
そう！
先に運ばれてくる生わさびを自分でゴリゴリする儀式です！
やっぱりコレじゃなくっちゃね！
水分が乾くヒマも無いのか、物凄い使い込み具合の鮫皮おろしが
ただならぬ雰囲気を放っております。
で、茎を折って上の方から円を描くようにゴリゴリと。
辛いのが好きな人は焦らず軽いチカラでねっとりシャリシャリ。
辛みを押さえ気味で香りを楽しみたい人は少し強めにゴリゴリ、ですね！
※先っぽまで美味しく食べられるので、ちゃんとなくなるまで丸ごと１本ゴリゴリします。
このゴリゴリする時のわさびの香りがまた食欲をそそるんですよね〜(*´ω｀*)
それにしても店内のお客さんがみんな揃ってゴリゴリしてる光景、なんか微笑ましくていい味でてました(*^^*)
で…
キタ！わさび練り込みのわさびそば！
（とろろ＋大盛り）
冷水でビシッと締まった麺に程よい緑色がワサビっぽいですね〜
とりあえず恐る恐る麺だけ食べてみると…
おぉ！コレコレ！
辛さよりも爽やかなワサビの香りが前面に出てますな。
脳裏に清涼なワサビ田の光景が浮かぶ感じ。
なかなかの清涼感！
さて！
ではいよいよゴリゴリした生わさびと一緒に食べますか！
ワサビは汁には溶かず、麺に乗せて辛みを殺さないように食べます。
（が、私はそんなに器用ではないので、お蕎麦を食べつつ口の中にわさびを放り込む式ですｗ）
鮮烈…清涼…清澄…爽快…
うん！間違いない！
オレは今、確かにワサビを食べている！
…って言うか…
わさび練り込み蕎麦…
完全に生わさびに上塗りされてるし！（笑）
何と言うか…
昔、ある室町時代の農民が言っていた
「カフェ・オレにクリープを入れるようなもの」
ってヤツか？
もう蕎麦はワサビを食べるための媒体。（笑）
主役はワサビ！
紛うことなきワサビ！
蕎麦よりも
わさびが主役でいいじゃない。
わさび園だもの。
コラム：宇宙人とわさび
突然ですが「古代宇宙飛行士説」って知ってますか？
地球の古代文明は現代文明をも凌駕するような高度な技術を持っており、その技術は地球外から来た宇宙人によってもたらされた、という説です。
まぁ真偽の程はさておき…
Amazon Primeで、その古代宇宙飛行士説を徹底的に掘り下げた
『古代の宇宙人』というアメリカの番組があるのですが、
その中にわさびに関する驚愕の事実が…
我らが日本の文明に関してのくだり。
ざっくり抜粋してみますね。
土偶に関する古代の伝説は、翻訳されたものがありますから簡単に読むことが出来ます。
そこには “空から土偶のような人々が降りてきて、古代の日本人に様々な知恵を授けた” と書かれています。
日本の文化である、着物や茶会、また寿司を食べる時にわさびや生姜を添えることや、日本建築の様式に文字。こういった伝統は、宇宙からやってきた神々によって与えられたものだと言われています。
『古代の宇宙人』 シーズン２ エピソード１０ 「海底都市と宇宙人」より
マ…マジかよ？！オイ！！（爆）
土偶のような宇宙人は着物姿だったんか？！
千利休は宇宙人と茶会しとったんか？！
「ワレワレハ ウチュウジンダ。
スシニ ワサビヤ ショウガヲ ソエテ タベルト ウマイゾ…」
……さすがは高度な文明を持った宇宙人……
わさびの美味さもお見通しだった訳ですね……。
あれ？でも土偶って…いわゆる縄文時代のものだよな？
で、わさびや生姜が添えてある寿司と言ったら…江戸前寿司！
国立国会図書館 レファレンス協同データベースより
質問：にぎり寿司にワサビがつくようになったのはいつ頃か
回答：江戸後期の文化年間（1804～1818年）から文政年間（1818～1830年）頃と考えられます。
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000186188
うん。という事は…
土偶のような宇宙人は江戸の町にも来訪し、寿司にわさび添えて美味しく食って帰った、という事でしょうか…
「ハラガ…ヘッタ…」
「アセルンジャナイ ワレハレハ ハラガ ヘッテイル ダケナンダ…」
「ヤッパリ…スシニハ…ワサビダロ…」
「ア…キタ！ ハナニ ツーント キタ！」
「ニッポンジンデ エガッタナァ〜」
「ハァ〜… ゴチソウサマ デシタ」
……古代宇宙飛行士説を提唱する学者さん、一体どんな日本の伝説の文献を読んだのでしょうか……
ちょっと読んでみたい気もしますね（笑）
あ、ちなみに『古代の宇宙人』はAmazon Primeの他、huluでも観られるようです。
ご興味がありましたら〜(´ー｀)ノ
鮮度MAX！直売わさび
店内では、見るからに新鮮な生わさびも買えます！
一緒に貰える説明書通り、ちゃんと保存すれば一ヶ月くらいは保つそうな。
（ま、美味いうちに早目に食べちゃうケドね）
定番の生わさびの他にも…
わさびの新芽、わさびの花、わさびの葉など、
ちょっと気の利いた百貨店の食料品売り場でもなかなか見かけないような食材も買えます！
(・∀・)
当たり前だけど、どれも瑞々しくて新鮮そのもの、といった感じ。
新鮮なうちに料理して食べられるなら絶対美味いヤツや！コレ！
今回は旅程の関係でパスしましたが、車に料理道具とか積んでる時に是非食べてみたいですね！
帰ってからのお楽しみ♪
かどやで新鮮わさびを買って帰れば…
当然、家でもコレ！
とりあえずやりますよね！
自作わさび丼〜！！(≧∇≦)/
なんかもう…多幸感、半端ない！(*´ω｀*)
そしてご飯の進み具合も半端ない！(^^ゞ
それにしても…
わさび丼だけじゃなくて、
なんか無性に美味い刺身とか食べたくなるよな、コレ…
せっかくだから わさびが新鮮なうちに食べたいよな…
次は鯛茶漬けとかもいいな…
いっそ蕎麦でも挽いて打ってみるか…
はたまた軽く炙った和牛を美味い塩と一緒に…
脂たっぷりの鴨をサッパリと、ってのもいいよな…(*´ω｀*)
わさびの味が分っては身代は持てぬ。
北大路魯山人 「味覚馬鹿」より
…はい。おっしゃる通りでございます。
魯山人先生。(ﾉω・)ﾃﾍ
この記事へのコメント