圧倒的アウェイ感
パッポー…パッポー…パッポー……
開店時刻を告げる鳩時計。
が、店内には誰もおらず、異国のお香が立ち籠めるのみ。
ふと視線を感じて振り返る。
あ、なんだ、神棚の仏像さんか。
まだ灰の落ちていない線香と灯る蝋燭に感じる人の営み。
良かった、空き巣狙いじゃないぞ、オレ。(笑)
響き渡るは残響を伴う異国語BGM…
いや、Musicじゃない、何かの朗読?
特徴的な文末の反復からすると…祝詞か何か?
何というかもう…心細さも手伝って物凄い異国感…
ひょっとしてお祈りの時間か何かかなぁ…
でも11時〜って書いてあるし…
とりあえず…あれ?スリランカってシンハラ語だっけ?
シンハラ語…「ラサイ(美味しい)」しか出てこない私。
この状況で「ラサイ!」とか叫んだら勝手に何か食ってると思われるよなぁ…
いいや、日本語で。
「コンニチワ〜…」
あ、出てきた!スリランカ系の青年!
圧倒的笑顔!うながし!ウエルカムオーラ!
日本語はカタコトっぽいけど…言葉は不要ですな。
次々と取っ払われるビュッフェ台の料理の蓋、蓋、蓋…
よっしゃ!異国の宴の始まりじゃい!(≧∇≦)/
あ、一応値段だけ確認。
「イクラ?」
青年、スマホの電卓で「1,600」の文字。
「オーケー!( ´∀`)b」
これで心置きなく食えるぜ。
(以前、ココでやってた前身のカイロス ケフ レストランだった頃、計算出来ないっぽい人が店番任されてて言葉も通じず苦戦した経験あるので一応、ねw)
【食べ放題ビュッフェの内容】
ライスはスリランカのカレーと相性抜群の長粒米。
野菜入り炊き込みご飯的なの(フライドライス?)と白飯の2種。
カレーと言うか副菜と言うかおかずと言うか…
個人的に定義は曖昧ですが、その辺は計8種も!
トッピング的なの3種!
しかも頃合いを見てデザートまで持って来てくれるという充実っぷり!
日本でもお馴染み、ペプシのマシーンのソフトドリンクバー付き!
一品一品、手間暇かけて丁寧に作られた感が伝わってくる料理の数々…
これだけ充実した内容で1,600円は…正直言って破格です、はい。(*´艸`*)
コットゥ
鉄板の上でロティをコットゥコットゥ刻んで作る、ロティ炒飯と言うかロティ焼きそばと言うか…いい感じに屋台感の漂うコットゥ。
むにゅっとした食感とスリランカホットなスパイシー感が堪らない一品。
単品で注文すると結構な量が出てきたりする事も多いので、ビュッフェの一品として食べられるのは何気に有り難かったり。
パリップ
スリランカの黄色い豆カレー。
そう言えば出てこないスリランカ料理店に遭遇した事無いかも?ぐらいのド定番。
定番だけど画一的にあらず。味噌汁的にお店毎の特徴が出てて楽しめたり。
ここのはスパイス香が引き立つ、口休めと言うより主役を張れる一品、という印象。
あれ?そう言えば私が最初の客なのに食べた跡が…
味見?いや、お店の人でもついつい食べたくなっちゃう、ってヤツでしょ。(笑)
ビーツのポリヤル
スリランカのカレープレートに乗ってると一際華やぐ、赤鮮やかなビーツの炒め煮的なの。
個人的には彩り担当の副菜というイメージでしたが…
ここのはしっかり辛味も効いてて立派にカレー枠。
もちろん混ぜ混ぜしても本領発揮な感じです。美味し。
カシューナッツのカレー
むにゅっとした食感、優しい味のカシューナッツのカレー。
すごく口当たりが良くってむしゃむしゃイケちゃう豆カレー、的な。
…ってコレ、食べやすいだけに通常のカシューナッツとしてカロリー換算するとヤバい量食ってるような気も…(^^ゞ
(ま、美味いからたまにはいいべw)
緑の野菜
経験不足で判別不能ですが…とりあえず緑の野菜をココナッツ風味で炒め煮したっぽいヤツ。
黄、赤、緑…鮮やかな色合いをしっかり揃えてくるあたり、さすがアーユルヴェーダの国、と言ったところでしょうか。
優しい火加減と思われる調理法と相まって、栄養しっかり、バランスしっかり、何気にカラダに良さそうだよなぁ…とかあらためて思ったり。
半生な野菜とパイナップルの爽やかスパイシーなヤツ
またまたスリランカ料理経験の浅い私にはメニュー名判別が難しい一品。(笑)
辛くない程度に生感の玉ねぎ、そして半生感のにんにく(!)。
で、生トマトにパイナップルなんかも入っててフレッシュスパイシーでグイグイ食えちゃうヤツ。
よく分かんないけど…数々の生野菜の酵素みたいなのもしっかり摂取出来そうな一品。
そして「カラダに良さそう」という免罪符を得て、またお替り。
それでいてしっかり美味い。最高かよ。(*´艸`*)
骨付きチキンカレー
野菜ばっかじゃないんだぜ!満足度しっかりな骨付き肉。
いわゆるシャバい系なんだけど、味がしっかり中まで染み込んでてパサツキ感は皆無。
肉の旨味とスパイス感が渾然一体となった旨み。一体何本食った事やら…。
ブラックペッパーポークカレー
細かい角切り豚肉にブラックペッパーがガツンと効いた一品。
超ヒット!これだけ丼ぶりご飯にかけても成立するレベル。
ってかライオンビールの黒をオレにくれえええぇぇ…(笑)
なんか副食っぽいのの盛り合わせ台
パパダム
パリッとした香ばしさが身上の豆せんべい。
欠かせない名脇役。
カトゥレット
コロッとかわいいスリランカコロッケ、カトゥレット。
ここのはしっかりとした魚味。
お替りの度にコロッと1つ乗っけたくなる魔力があります。
アジの素揚げ?
日本でもお馴染みのアジをスパイスまぶして素揚げにしたっぽいヤツ。
同じアジでも所変われば品変わる、されどアジはやっぱりアジ、みたいな。
で、日本人にとって若干衝撃的なのはその捌き方。(少なくとも私にはちょっとしたカルチャーショックでした)
ハラワタと共に取りがちな頭を残す、のは分かるんですが…頭の上半分だけ器用に残してあるという…
が、コレが素揚げに非常に理にかなっていてパリッパリの香ばしさを違和感なく追加。
(今度試しにやってみよう( ̄ー ̄)ニヤリ)
異国感とお馴染み感が同居する、味な一品。
デザート:ワタラッパン
頃合いを見て運んできてもらえる、スリランカのココナッツ黒糖プリン的なワタラッパン。
刺激的な食事の締めくくりに、妙にホッとする甘さ。(*´ω`*)
(まぁワタラッパン出てきたからって終わりじゃないですけどね。「京都のぶぶ漬け」的な意味合いは全くもって無さげなのでご安心を(笑))
こんな感じ
ザッとメモ代わりに書き出してみただけでこの充実度。
単品でも十分完成度の高い品々が、スリランカの混ぜ混ぜ食いで増々味のバリエーションが広がるもんだから…それこそお腹の限界まで、飽きずに満喫、大満足ってヤツです。
(特に「半生な野菜とパイナップルの爽やかスパイシーなヤツ」が各種混ぜ混ぜでいい仕事し過ぎ。混ぜ混ぜMVP!)
食べ放題バイキングは現在日曜日限定。
お馴染みのラーメン店で行列もいいですが、思い切って「異国」に飛び込んでみるのも面白いもんですね♪
( ̄ー ̄)b
参考情報
アクセス
何気に龍ケ崎市役所のすぐ近くだったり。
駐車場
有り!
お店の斜め向かいの砂利駐。
KK(カイロスケフ)時代と同じエイブルんとこで良さげ。
支払い方法
現金のみ。
食べログ
私も投稿してまっせ〜( ´∀`)b
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